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■私の体験談■ No.10

( 滞在期間   3週間     佳子 )

2006.11月 



バティックは元々好きで、好きな色柄があれば1枚、2枚と買っていたのですが、
自分で作ってみようかな〜!と思ったのは、今年の春にニュピに掛けてバリへ来た時、
ウブドで数日パティック・ペインティングに挑戦したのが始まりです。

その後、日本へ帰って月1回のバティック教室に通い始め、
2.5回程通った(0.5回は体験、笑)頃に、
再びバリへ約1ヶ月
旅する機会が出来、
それなら
ジャワ更紗制作漬けになれそ うなRindu Houseへ腰を落ち着けて滞在することに。


そうは言っても何しろ初心者。線がガタガタ汚っ!
蝋がボテ
ッと落ちるっ!蝋が裏まで通ってな〜い!

「何でこんなに下手なんだろう?」

と、我ながらガックリしつつ、暑さにクッタリなりながらも、
長時
間座っていてお尻が痛くなりながらも、
それはそれで黙々と蝋
を置く作業や、
作る喜びにそれなりに満足したり…
1日中バテ
ィック作りが出来る楽しみを味わっていたと言う感じです。

まさにバティック三昧。




YUKIさんの教えを受けながら、
ワナさん・タカシくん・プトゥさん・
ヌガさん達と一緒に蝋を囲み、
時には彼らの冗談に笑ったり、

お菓子や果物を一緒につまみながら一服したり、
ピヨピヨ訪れ
るヒヨコをよしよししたり、
チラッと覗きに来るサブに声を掛けた
りしながらも
黙々と作業していただけ、ちょこんと居場所を貰っ

彼らの作業の輪に入れてもらっていただけなのですが・・・


何て言うのでしょうか・・・彼らは皆、それぞれ自分のバティック
を作る作業をしながらも、ちゃんと私の作業や進み具合を見て
いてくれているのを感じます。

「ちょっとマッテ、マッテー。そこはtidak bagus.」
「ちょっと試しにやって見せるからね」
「そこはこっちのチャンティンを使う方がいいよ」

それが慣れ慣れし過ぎず、何とも温かくて、自然で。
バティック
作業だけでなく、滞在中を通して優しい温かい家族に
迎えられた様で
、リラクッスして自然体で過す事が出来ました。





さて作品ですが、前もって手拭い生地の晒をバティックで染めてみたいとYUKIさんにお話し、持っていた晒を持参して行きました。
正味15日間レッスンを受け、最初は薄手のハンカチ、そして
晒を使って小さなものを1点、手拭い大のものを1点の
計3点を作ることが出来ました。

バティックは手間が掛かるものなので、本来は晒などに描いて はもったいない
とは思うのですが、私にとっては特別な手拭いが出来ました。


そして小さな1点は「赤色を使って何か作って欲しい
」という
友人へのちょっとした記念のプレゼントです。


近くでよ〜く見ると技術的にはアララ・・・
という出来栄えかもしれ
ないのですが、
作業の時間、空間など目に見えない全ての事柄にも
ギッシリ詰っている1枚1枚で大満足。


滞在後半に何故かガクッと作業ペースが落ち、
最後の染めの
前2日間は夜10時まで作業して、
ずっと面倒を見てくれたタカシ
くんにはちょっと申し訳なかったな・・・。

でも、YUDA家に出入り
する人達が、夜になってもポツリと来ては
ちょっと話をして帰って行く
、また別の人がヨッと来ては帰って行く・・・

そんな様子を横 目で見ながら、ポッと灯った電球の下で虫の音を
聞きながら作業をしたのも良い思い出です。



最後にYUKIさんにして頂いた講義も、恐らくジャワ更紗のほんのさわりだと思うのですが、
道具、工程、手法、生産地別の特色や背景、模様の種類や意味など、
奥深いジャワ更紗の世界をもっともっと知りたいと思うものでした。

まだまだ綺麗な線一本描けない、何も解らない私ですけれど、染料や染め、模様や歴史、道具の手入れ・・・
少しづつ勉強して、日本でも自宅で少しづつバティックをやりたいと思っています。

バリの日常をことあるごとに垣間見せてくれたYUDAさん、バティックの指導だけならず色々と面倒を見て下さったYUKIさん、
本当にRindu Houseは居心地が良かったです。
また次回行った時にはもっともっとお話やジャランジャランが出来るといいな〜と思っています。また色々と教えて下さいね。

そして最後に、毎日お部屋の掃除や細々としたことをいつもニコニコしてやってくれたトゥッティちゃん、ワヤンちゃん。
みんな妙に親しげ過ぎることなく、それでいて明るくて温かい気持ちが充分伝わって来ました。

またRindu Houseでバティック三昧出来る日を楽しみにしています。




■私の体験談■ No.9

( 滞在期間   4日間     ゆかり )

2006.11.2〜5 



今回で2度目のRindu-houseでのBatik体験。

前回時間足らずで未完成に終わった小さな作品を手に再びRindu-houseを訪ねました。
今回は楽しみにしていたhouseでの滞在です。

空港に迎えに来てくれたタカシくんが私のことを覚えていてくれたのにはびっくり!そして感激!
(前回たった2日間だったのに・・・)日本語もますます上手になってました。がんばってるんだね!


さて、今回は4日間。
まずは未完成の作品に2色目の茶色を染める準備から始まります。


染めない部分をロウでとめていく。
チャンティンを握るのは久しぶりで手が緊張して・・・。


ん〜〜、
でも暫くしたらだんだん思い出してきたぞ〜。そうそうこんな感じ。





茶色を染めて乾かしている間に、今回新しくチャレンジする作品の下描きに移ります。

幅の狭いスカーフぐらいの大きさでしょうか、それでも前回の3倍、いや4倍はあるかな?
下絵を鉛筆で描き写すだけでも随分時間がかかります。この時点でもう2日目なんですねえ〜〜。

時間が経つのは恐ろしく早いです。

後半2日間は日が暮れてもう目が見えなくて限界ってところまでひたすらがんばりました。
しかし、「1色だけでも染めれたら・・・」という期待も虚しくロウ描き半分くらいのところで終わってしまいました。。。


シルクの布になかなか慣れることができなかったり、時間がないことで焦ってしまったりで思うように描けず失敗の連続でした。
でも最後の日、とにかく落ち着いて、どうせ仕上がらないのなら丁寧にマイペースでやろうと決めたときから
少し気持ちが楽になり、手の動きもスムーズになってきました。

その間、Yuki先生やワナさん、ヌガさん、タカシくん、プトゥくん、みなさんに励まされアドバイスも頂きました。
優しいみなさんに感謝です!


一日中FMラジオの流れる中ひたすらBatikに没頭していると、今自分がBaliに居ることさえ忘れてしまうほどでした。。。
ほとんどhouseの中で過ごしましたが、ワナさんに連れて行ってもらった
ギャニャールの夜市
同じ滞在客のゆみさんといっしょに行った
近くの朝市が楽しかった。
そしてユダさんとYuki先生と3人でいっぱいおしゃべりができたことも私にとっていい思い出のひとつになりました。


rindu-houseでの時間はあっという間に過ぎていきましたが、こうやって思い返すとhouseでの
ひとコマひとコマがまるで写真に撮ったかのように頭の中で流れていきます。。。

しかし実際にはほとんど写真は撮れず、それだけはちょっと心残りで次回の課題といたします。

またまた未完成の作品を今度はYuki先生に預かって頂くことになり、私の体験レポートは次回に続くのでした・・・・・。




■私の体験談■ No.8

( 滞在期間=1週間   24歳  YUKA )

2006年10月



日本を出る直前、アキラさんの勧めでここRindu Houseを知り、
ちょっとBATIKを習ってみようと突然お邪魔し・・・・
予約も事前連絡も何も無く来た私を温かく迎えてくれて、本当に感謝でいっぱいです。



BATIKを間に合わす事に必死で余裕のなかった私ですが、
いつもみんなの笑顔や会話にかなり癒されました。



ここでの1週間強は、本当に色々と勉強になりました。

何よりもみんながいつも楽しそうに仕事をしている姿は、
これからの自分の励みになりそうです。

今、同じ時間ここでこうやって笑っている人がいる。
自分も頑張ろうと!


日々忙しい中でここの事・バリの事を
思い出す時間は、とても貴重です。





そんなこんなで、Rindu Houseでの滞在を逃した私は、
次回はもっと長く
そしてRindu Houseに滞在できたらと思っています。

毎日の送り迎え・美味しいお昼ご飯、
そして何よりも楽しいレッスンを

どうも有難う御座いました。

そして、お祭りを見学できてとても楽しかったです。ユダさん!!

必ずや4度目の来バリを果たしたいと思うので、
そしてまた突然かも知れませんが、宜しくお願いします。




■私の体験談■ No.7

( 滞在期間=3週間   29歳  MASAKI )

2006年5月


RINDU HOUSEに滞在するまで、バティックを全くやったことがなかった私。
興味本位で、1日体験でやってみたいとYUKI先生に話したところ、滞在日数が長いので
少し大きめのハンカチでやってみませんか? と提案され、面白そう! と挑戦してみることに。



まずは練習用の布でチャンティン(ろう書き用の道具)を使っ
て線を描いた。左手に布を持って、人差し指の付け根から第一
関節の間にだけチャンティンを当てて線を描いていく。

む、難しい……。なかなか線の太さが一定にならない。

というか、布をかけているので人差し指をうまく探り当てられない。
指はどこだー?と布をはずして確かめること数回。とほほ……

でもやってる間に少しずつ慣れてきて、
いいぞ! とほくそ笑んだ。




続いて下絵を布に写し取る。
丁寧に書いてたら1日かかっても終わらなかった……。

でも、
先生によると下絵は丁寧な方が良いとのこと。
綺麗な下絵だとろう書きも「丁寧にやろう」と思うからだそうな。
なるほど。。。。

でもあんまり時間がかかるのもなあ……。



次の日の午前中、ようやく下絵を写し終わり、いよいよろう書き本番に移った。
「しばらく練習した方がいいよ」と言われ、練習用の布に書き 始めたものの、
すぐ物足りなくなって下絵に移り、先生に目を
丸くされる。せっかちだからなー、私。

まずは絵の輪郭線を描き、続いてもっと細かい部分や模様を描 く。
鍋でろうを溶かして、チャンティンに少しずつろうを取って
線を描いていくのだが、
ろうが冷えてくると布に染みこまず
染めに入ったときに線が残らなくなってしまう。

なので適度
に鍋からろうを取り直さなければならないが、なかなかタイミングがつかめない。
ろうが布に染みこまなかった所を、裏からも
う一度書き直したりする作業が増える。

おまけに、油断するとチャンティンからろうが布に垂れる。
これは簡単に取り除けるが、「やっぱり難しい」としょんぼり。
そんなことをやっていたら輪郭線で時間がかかりすぎてしまい (途中お祭りがあってしばらく休みが入ったせいもあるんだけど 、と言い訳)
何とか滞在中に仕上げようと後半スパートをかけた。


何とか終わり、1回目の染めで藍色に染めた。思ったより線が 綺麗に出た。

この後藍色に残したい部分だけを再びろうで閉じ、今度は茶色で染める。

YUKI先生によると、点で模様を描いたところは白く残すのが普通なのだそう。
なので模様を入れた部分をろうで塗りつぶす。


この後2回目の染めに入る……
はずが、その前にバティック職人のワナ君の作品を染めることになった。

大きなものなので、途中から私やお手伝いさんのニョマンさんまで
総出で染めを手伝う。


刷毛代わりに割り箸にダクロン綿を巻きつけたものを使い、
染めたい部分にだけ染料を塗っていく。

「売り物なのに私みたいな素人が手伝っていいの?」とおっかなびっくりで始めた。
手の込んだものなので細かい部分が多く、
うっかりすると余計な所まで染料をつけてしまう。


ものすごく慎重にやっていたら私だけペースが遅くなった。
どうもやる事がトロい……。

先生によるとろう書きは根気さえあればできるが、
染めは色彩のセンスや経験に左右される所が大きいとのこと。

確かに慣れていなければ仕上がりまでは想像できない。
染め終わったバティックはとても綺麗だった。
ワナ君の腕は凄いなー、としみじみ作品に見入る。

次の日(なんと帰国の前日。ペース遅すぎだよ私。。。)
いよいよ2回目の染めで作品が完成した。

しかし茶色が濃すぎたらしく、輪郭線が地の黒色に紛れてしまって見辛い。

前日の先生の言葉を思い返す。
染めはろう書きと違って一発勝負だしなー。

スカーフとして巻いてみた。服に合わせやすい色合いだったので少しほっとする。
帰国して妹に見せたら「上品じゃん」と褒められた。

今後もバティックは続けるつもりだ。まず染料と布をゲットしないとな……。





■私の体験談■ No.6

( 滞在期間=3週間   33歳  TOMOKO )

2006年4月



私の母がバティックをやってみたいと言い出し、「道具を購入してついでにやり方も教えて貰って来て欲しい!」
と言われたので、1日体験に入門することになりました。

最初にバティックは、どういうものかと言う講義を受けるのだか、この話を聞いている段階で
バティックの奥の深さを知り、歴史好きの私はとても興味が湧いてきました。



さて、いよいよ実践となるわけだか、
コツが掴めるまでは、なかなか難しい!

最初は、神経質になり過ぎて全然進まなかったが、
2時間ぐらい経つと大分慣れて来て・・・

段々、これは、おもしろい!と思うようになりました。




終わる頃には、すっかり虜になっていました。。。。

人ごとで習った事でしたが、私がハマッてしまったようです。^0^




■私の体験談■ No.5

( 滞在期間=2日     ゆかり )

2006年3月

今回は2日間という短い体験ですが、これからちゃんと勉強していきたいという気持ちを先生に伝えたところ、
ハンカチサイズで基本的なものをやりましょうということになりました。

 「不安でドキドキ」と「楽しみでワクワク」の最初の日、まず到着して中に入ると皆さんの歓迎を受け
(元気いっぱいのワンちゃんSabuからも)、ドキドキの方はいっきにどこかへ吹き飛びました。
皆さんの笑顔が素敵でとても印象的でしたね。


さっそくYuki先生からBatikについてのお話を伺い2日間の作業について説明を受けるのですが、
なんだか先生とのおしゃべりが楽しくて時間がどんどん早く過ぎていきます。


午前中は白い布にチャンティンを使ってロウ描きの練習。
う〜〜ん、なかなか難しい。。。。思うように手が動かない。鉛筆や筆のようにはいきません!
こんなんでちゃんと出来るようになるんやろか??? 不安が頭をよぎります。

さて、お昼になって暫し休憩。美味しいインドネシア家庭料理をいただいてちょっと元気が出てきました。
Yuki先生とまたまた楽しくおしゃべりしているうちに、さっきの不安はすっかり忘れてた私。
「さあ、では始めましょうか。」そうそう、そうだった、ロウ描きができなければ前に進まないよ〜。。。 


まずはデザイン決め。用意していただいたプリントの中からデザインを選ぶ。
2日間なので欲張ってたくさんは描けないし。中心に少し大きめの柄を選び、後は少しにしよう!
これは早く決まった。
さあ、ロウ描きがんばるぞ〜!

  時間はあっという間に過ぎて、一日目の作業は終わり。
ロウを落として汚してしまった所も「
大丈夫、ア・シ・タ、ア・シ・タ!」と言って励ましてくれるスタッフ。 みんな、優しい。。。

  ホテルに戻った後は今日の反省と明日への希望を胸に早めに寝ることに・・・。
明日は帰国日というのをすっかり忘れるぐらい楽しい一日でした。




  こうして二日目も時間を忘れて作業に没頭してしまいました。
たまたまUbudで火葬式があり、なかなか巡り合えないチャンスだからとバイクで連れて行ってもらいました。
写真でしか見たことがなかったので感激しました!そしてまたRindu Houseに戻り作業の続きを・・・。
本当に今日帰るのかなあ〜。

  残念ながら一色目の藍色しか染めることができませんでしたが、またこの続きをここに来てやるんだと決めました!
お世話になった皆さんにお別れのご挨拶をしてワナさんにバイクで送ってもらったあと、
ホテルについてからやっと実感がわきました。
やっぱり今日は帰る日だって!

  2日間で私の学べたことは少ないかもしれませんが、少しチャンティンに慣れたことともっとやってみたいと思えたこと。
私にとって、これからに繋がる貴重な体験でした。

何かを教わるということは知識や技術を習得するだけではありませんね。
そこには新しい出会いや信頼関係も生まれます。


もっと時間をかけてじっくり勉強してみたいと思えるものにここマス村で私は見つけました!


Yuki先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。また必ずそちらに伺いますのでその時はよろしくお願いします。。。








■私の体験談■ No.4

( 滞在期間=2日   32歳  ナッツ )

2005年12月



初めての体験に緊張しながらも、まずはデザインの決定。
私は、鳥をモチーフにしたものを選んだ。
学生時代の頃を思い出しちょっとワクワクする。
参考にさせてもらったものは、全て伝統的なデザインだったのにも関わらず
私はアレンジを加えてしまった。
次にチャレンジする時は、伝統的なデザインに忠実でありたい!

さて、職人さんたちにたくさん応援してもらい かつ 励ましてもらいながら作業を進める。
ロウ描きでは、思うように描けず職人さん&先生の偉大さを改めて実感する。
本当に凄い!!
半分以上を職人さんにやってもらい、やっとロウ描き終了。
次の日には、楽しみにしていた染めの作業に入る。
棒に綿を付けた道具を使い、ステンシルの要領で色を付ける。
私にとってこの作業がやっぱり一番楽しい!!
白いものに少しずつ自分の好きな色を付ける・・・という事が!
そして、何よりBaliという場所で本場のバティックを楽しんでいる。
この贅沢な時間が嬉しい!!
こんな素敵な時間を過ごしまくっているんだから、帰りたくなくなるのも当然と言えば当然か!

あと数日で日本に帰らなきゃ行けないのが悲しいけど
今回制作したTシャツを着て
頑張り過ぎないように頑張りたいと思う。

最後にこの楽しく素敵な旅をプレゼントしてくれた
YudaさんYukiさん、そしてスタッフの皆さんには、
本当に感謝しています。

ありがとうございました!!




■私の体験談■ No.3

( 滞在期間=1週間  絵付師 27歳 あけみ )

バリには何度か行ったことがあり、今までにバティックは何枚も見てきました。 ずっとペイントをしてきたせいか、
自分でもやってみたいと思いバリのアトリエを訪れました。

最初はどうなるのか不安だったけど、先生や職人さん達もみんないい人でアットホームな感じですごく安心しました。
まずはバティックについての講習を受けました。地方によって模様が違う事、布の大きさ、使い方が違う事など話を聞いてると,
奥深いなぁと思いました。
私は短い期間でしたが、一つの作品を仕上げる事を目標にしました。デザイン選びも沢山あったのですごく迷いました。



今までやってきたペイントとは違い、どんな風に仕上がるのか想像できず描きだしました。
最初はすごく緊張しましたが、だんだん楽しくなり夢中になっていました。
しかし後半は、熱が出て寝込んでしまい、最後まで仕上げる事ができず、残りは職人さんにお願いして帰ることに・・・
すごく残念でした。最後まで仕上げたかった・・・


先日、先生が日本に戻ってこられた時にバティックをもらいました。
どんな風になってるのかなぁと思ってたら、想像以上にいい物に仕上がってました。
すごく嬉しかったです。今回は最後まで出来なかったのが、本当に残念です。
次は最後まで仕上げたいです。短い期間でしたが、色んな人に出会え、色んな体験ができ、
すごく楽しく、充実した日々でした。





■私の体験談■ No.2

( 滞在期間=3ヶ月  フリーター 23歳  麻美 )

2004年11月〜2005年1月

先生と出会って半年、待ちにまった本場インドネシア(バリ島)のアトリエでの作品作りが実現しました。
三ヶ月という、長いようで短い時間、今振り返るといろいろあったな〜と、懐かしく思う反面、次に行く計画を早くも練り始めています。
バリヘは、今回2回目ということもあり、空港を降りたと同時にジメッとした暖かさを感じた瞬間、「あ・・これこれ!」と、
BATIKがある生活を自分の目で見、肌で感じたいと思い足を踏み入れた初来のことを一瞬にして思い出しました。



今回の課題 1.作品を完成  2.以前から勉強しているインドネシア語力をあげる。
そんな自分なりの課題をもって、アトリエへ入りました。
今回作った作品 作成時間 2ヶ月

1.下絵を描く。
この作業は、一番頭を悩ませる工程です。BATIKの場合、ここで図面から完成色彩までを決めます。
何度考え、やり直したことか・・・頭で描いているデザインを、図面にするのは、思ったより構成がまとまらず、なかなか進みません。
そしてこの下絵を、布に下絵を写す。


2.ロウ描きをする。
これから忍耐が勝負の作業に入っていきます。白生地から、青に染めない部分の裏表を、ロウ伏せします。
作業に没頭するあまり、朝8時〜夜中12時まで描いていた時もありました。(昼食以外は、ずっと座りっぱなしです。)
しかし、バリに居るせいでしょうか?ストレスが溜まらないのです。
完成した作品を思い浮かべるだけで、楽しみでしかたがありませんでした。早く仕上げる事しか考えていなかったです。

3.青に染める。
自分で出したい青色を決め、職人さんのサポートを受けながら、1回目の染をします。
ロウを外した瞬間、かなり、表情が変わります。その瞬間の感激は忘れられません。今までの苦労は一気に飛ぶ瞬間です。


4.ロウ描きをする。
茶色に染めない部分の裏表をロウで伏せていきます。暑い国なので、午前中染めた後、夕方からすぐロウ描き出来ます。
2回目のロウ描きは、早く仕上げることが出来ます。


5.茶色に染める。
自分で出したい茶色を決め、最後の染めをします。ここで失敗しないように、慎重に染めていきます。


「やっと、完成した・・・」ホッと肩を下ろせる瞬間です。徐々に喜びを感じ始めると同時に、次への作品への意欲が湧きます。

私は、BATIKの歴史から本格的な技術の習得をしたいということもあり、
この作品を仕上げると同時に、午前中には講義を受けさせてもらいました。
まだ、インドネシア語がままならない私にとって、日本語で、こと細かく教えて頂けることは、とても為になります。
毎日、現地の職人さんたちと一緒に作業をするので、インドネシア語・バリ語を教えてもらったり、バリ人の文化なども学べます。
おかげで、貴方バリ人と聞かれることも多くなりました・・(笑)
このアトリエには、私と同じようにBATIKを愛す人々が目的を持って訪れます。違う視野から、BATIKを見ることもでき刺激を受けました。
自然の恵みの中で、最低限のものを使って生活をし、足りないものがあれば自分の手で作る。
本来人間のあるべき姿だと思います。物が溢れ余っている日本の生活から離れ、この場で見て感じ体験したものは、
私にとってとても意義のあることです。今後もいろいろな物からパワーをもらい、それをBATIKで表現していきたいと思います。


バリの女達スタイルお面工房
伝統舞踊の練習バリ結婚式







■私の体験談■ No.1

( 滞在期間=1ヶ月  元関連会社勤務  34歳  女性 )
▲スタジオのこと▲

スタジオは芸術・芸能が盛んなウブドの中心に程近いマス村にあります。
ウブド近郊は銀細工、竹細工、織物等、各種工芸が盛んな村が点在していますが、
マスは木彫りの村であり近所には木彫り屋がたくさん軒を連ねています。
近所を散歩しながら木彫り屋を見て歩くだけでもバリ芸術を味わうことができます。
また、ウブド中心へは、エクショサイズを兼ねて気ままにマウンテンバイクで遊びに行く事もお勧めです。
スタジオには3人の職人さんがバティック製作をしています。 リーダー格のディアナさんをはじめ皆さんとてもフレンドリーで、蝋を溶かした1つの鍋を囲み、
時にはインドネシア語と日本語を教え合いながら、和やかな雰囲気の中でバティックを作りました。

←近所の木彫り屋さん←ビラにあるマウンテンバイク

 
▲バティック制作の一日▲

(作品のサイズや色数、滞在期間に応じて変わると思います。以下は私の場合です。)

6:0頃 起 床・・朝が苦手な私もバリでは朝日の美しさに、思わずこの時間に起床。しばし、うっとりと朝焼けを観賞。
←「朝焼け」ビラの2階のテラスより

7:00   支 度・・洗濯したり、身支度したり、レッスンの準備をしたり・・・
8:00   朝 食・・中庭のテラスでゆっくり朝食
9:00   講 義・・バティックの歴史や伝統パターンについてレクチャーを受ける。
(
蝋描き)  (作品の進捗に応じては、この時間を蝋描きに当てることも有り)

12:00    昼 食・・ビラのナシチャンプルーでランチしたり、レストランへ出前を頼んだり、
近所のワルンへ食べに行ったり・・・。食後は部屋でお昼寝。

←ナシチャンプルの一例

13:00   蝋描き・・職人さん達の輪に混じり、チャンティンを使って蝋描き。
上手く進まない時は、職人さんから手ほどきを受けたり、彼らの手元を観察して真似したりetc.

アッと言う間に時間が過ぎる。

←チャンティンを使って蝋で模様を描きます

16:30   フリー・・職人さん達の帰宅時間。
職人さんと同じ時間に一日の製作を終了しウブドまで自転車で出かけたり、部屋でくつろいだり、
庭で犬と遊んだり、作品の進捗状況に応じて時間を延長して製作を続けたり、自由に過ごす・・・

←ビラ2階からの眺め   ←スタジオに居るワン公達


▲スタジオでのバティック制作を終えて▲

少し想像してください。南国の花が咲き乱れる庭に蝶があでやかに舞い、様々な種類の鳥がさえずり、ヒヨコ達がピヨピヨと歩き周り、
犬や猫達が無邪気にじゃれたり昼寝したり・・・。どこからかガムランの音が流れヒンドゥーの気配が漂い、裏の水田では牛が田を耕し、
稲が実る頃には夜になると蛍が舞います。
そんなロケーションで風や太陽の光をたっぷり感じながらのバティック製作。
バリのスタジオだからこそできる醍醐味は、そんな生命の輝きを浴びながらモノ作りできることだと私は思います。
昔からインドネシアの職人さん達もきっと、小さな昆虫や草花からも生命の輝きを感じ取り、それをデザインし、
チャンティンを通してバティックの中に再現させてきたのでしょう。
この生命に満ち溢れたロケーションに身を置き、スタジオ隣接のビラで、いわゆる観光バリに留まらず、
現地の人々の暮しに混ぜてもらって生活したことで、これまで見慣れたバティックの伝統模様も、
今まで以上に生き生きとした豊かなモノに感じられるようになりました。

“モノを作る”と云うことは、ただ単純に“技術の習得”だけではなく、心を豊かにする1つの方法であると私は思います。
そういう意味でもこのバリのスタジオは、本格的なジャワの古典バティック製作はもちろんのこと、
本来、誰もが持っているはずでも、日本の気忙しい日常生活に追われ見失ってしまった“眠っている感性”を呼び覚ましてくれるところだと思いました。
バティックを知識だけではなく、心と体(感性)で理解する(感じる)ためにも、ここでの実体験は価値あるものだと思います。
これからも私はバティックを通して“感性”を磨くためにも、たびたびここを訪れたいと思っています。

←ビラの庭に生える南国の植物  ←ヒンドゥーの民家にある内寺(サンガ)

←ヒンドゥー教のお供え物

←制作したバティックの一部(制作日数、一ヶ月)  ←中庭の鳥籠


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