No.24 (2007.4.27)
「バリ人の信じるパワーの定義とは・・・」
![]() 【お知らせ】 Rindu House 去年10月から 新しいメンバーが増えました。 若いパワー全快ですので、今後ともどうぞ宜しくお付き合い下さいませ。 http://www.rindu-house.com/profile.htm どうぞ、ご覧下さいませ。 |
ハウスでは、毎夜のごとく・・・どこからともなく男達が表れ集会する。 時には、激しく言葉が交わされ、そしてまた沈黙が続き・・・ また、ひとしきり何やら密談する。。。。 遠めで見ていると、布で頑丈に包まれたものを大事そうにズボンのポケットから 取り出している。その中から取り出されたものは、小さな石らしく。。。 間近で見たり、電灯の光に翳してみたり・・・そして、次の瞬間 その石を手に握り、何やら瞑想する。その石の持つパワーを感じるとる、と言う。 そうこうしてる間に次は、美しい色の指輪や古い中国銭。。。 中国銭が出てきた時点で、いつものように漢和辞典を取りに行かされる私・・・ そう彼らは、そこに刻まれた文字の意味を知りたいらしく、 私が調べた内容に、真剣に耳を傾けるのです。 「光緒通宝」とか「出入通宝」とか時には、方角を示す文字がぎっしり描かれていたり、 暗号めいた記号まで記されています。 当然、歴史学者でも何でもない私は、彼らの期待を裏切らない程度に いかにももっともらしく、適当に答えている。だが、彼らは大真面目・・・ 私の発する言葉に一喜一憂する!^0^ ハウスの夜は、度々このような光景が繰り返されているのです。 その夜も、また男達が集まり始めた。いつもと変わりなく。。。 ただ、真ん中に置かれた象印マークのポットの箱を除いては・・・・ 今回は、どうやら大物らしい!! 聞けば、時価1300万ルピア(約10万円)の代物。。。 持ち込んだのは、隣のプ二ダ島の現役漁師たち。 海面200メートル以上下の深い深い海の底に生える木、だと言う。 その名は、「ポフォン・ウリ」 暗くて冷たい海底の植物は、陽に晒されることなく成長する。 その木には、プ二ダ島の男達が考える「善のパワー」が宿っていると言う。 慎重に取り出す漁師たち。出てきたのは・・・・えっ!? はたき??? ほこりでもあれば良く取れそうな細くて細かい枝が、四方に広がり 金色に輝いています。茎は、確かに鈍い鉛色でメタリック調。 自然の物と言うよりは、人工的に造られた物のようにも見える。 その木を所有すれば、家が繁栄し仕事も成功する。 体調が悪い時には、その木を漬け込んだ水を飲むと痛みも無くなるそうな・・・ そんな効能を延々語り始める漁師の言葉を、真剣に聞き入るユダさんの横顔を 見ていると、私は不意に背筋がぞくっとするのを感じたのでした。。。。 集会が終わり夜も静まり返ったハウスでは、片手にあのポットの箱を抱え そしてもう一方にはチャナンを持ち、瞑想ルームに向かうユダさんの姿がありました。 彼らが信じるパワーの宿るもの。 それは、生物学的に見ても歴史学的に見ても希少価値のあるもの?! そう〜私は定義付けたのですが、皆さんは如何お考えでしょうか? PS: 只今、善のパワー「ポフォン・ウリ」はお試し期間中!! 少しパワーを試してみたいと、漁師にお願いしたそうだ。 と言う事は、良い事があれば・・・・オィ、オィ。。。+0+ |
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