No.22 (2006.11.14)

        「瞑想の極地とは・・・」
        





【お知らせ】

Rindu House 体験Batik・・・スカーフ作り更新しました。

http://www.rindu-house.com/batik-taiken.htm


我がRinduHouseでは只今、メディタシブーム(瞑想)が到来・・・

と言うのも、以前スタッフのニョマン邸であったサンガ(家寺)前の場所に
ある日突然、ハウスのオーナー:ユダさんが瞑想ルームを造ると言い出した。
半ば冗談と思っていたら、またまたある日突然家を壊し出した。
泣きじゃくるニョマンをなだめながら、心なしか興味もそそられる私・・・
やがて瞑想ルームは、2週間も経たずしてついに完成したのです。

その出来たばかりのメディタシルームで、毎夜の如くユダさんは、
あるジャワ出身の若者の手引きでメディタシをしているのです。
この若者はなぜか、古代カウィ文字が読めるらしく、
ユダ家に代々伝わるロンタルをそのメディタシルームで夜な夜な
お香を焚きながら解読中・・・   何やら怪しげです。
彼が言うには、どうもユダさんはマジャパイト時代の王家の子孫だとか何とか・・・
そのような内容が、その代々伝わる古いロンタルに刻まれているとか何とか・・・
そこまで来るとうさん臭すぎますが、当の本人たちは大真面目!^0^

彼は、ジャワ出身でもちろんイスラム教徒。
ですが、その昔まだジャワ島がヒンズー教であった時期に大陸から
到来したばかりのイスラム教と融合した初期イスラム。
所謂、ヒンズー色の強いイスラム教徒なのだそうです。
もちろん、ラマダン(断食月)ではプアサ(断食)も実行しています。

そのジャワの若者が神様からの啓示を受けやすい日を感じて、
瞑想をする日を決めているそうです。
この瞑想の事をこちらでは、semadiスメディと言い一つの修行だそうです。
時刻は夜11時過ぎから夜中の2時近くまで。
聞けば、この時間帯が一番神様が降りてきやすい時刻だとか・・・
日によっては、その為にプアサもしている様です。
もちろん私は、その頃すっかり夢枕・・・^0^

いったいスメディとは、どのようにするものなのか?! 

彼いわく、とにかく何も考えないで頭を無にする事。
最初は、様々な雑念が押し寄せて来るそうです。
やがて五感が研ぎ澄まされ、異空間にいるような状態になり
そうなると後は、自然に向こうから囁いてくれるのだそうです。
でも、そう簡単には無の状態にはなれず、だからスメディ修行が
今でも続いているのだそうです。

スメディ修行を続ける彼らが言うには、この世の宗教、
キリスト教・仏教・イスラム教・ヒンズー教・・・その全ての要素が
融合する宗教があれば、それこそが世界平和につながるのだと・・・!

彼らのスメディ修行が今宵も続く中、その修行が完成した暁には、
いったいどのような極地が彼らを待っているのでしょうか?

瞑想の極地とは・・・・・






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