No.21 (2006.10.4)

        「バリ人の挨拶・・・@」
        




【お知らせ】

このRinduHouseが、今年の春にイカロス出版(株)より出版している
「rasin-ラシン-」に掲載されました。
この雑誌は、海外長期滞在の過ごし方を紹介する本で、バリ島ロングステイの
過ごし方の提案として現地で楽しめるバリ島ならではの習い事を紹介しています。

その掲載に引き続き、今年の夏に出版された
ラシン特選ブックスシリーズ
大人の海外暮らし 国別シリーズ 「バリ島でロングステイ」

にも只今掲載中ですので、皆様もぜひご覧下さいませ。
バリ島での生活のHOW TOが全て詳しく掲載されていますよ!

また、そんなバリ島ロングステイをより快適で楽しく安心出来るバリライフを
皆様に過ごして頂ける様に、少しでもそのエスコートが出来ればと
ハウスのオーナーこと、ユダさんが
「RINDU BALI LIFE」を設立しました。
ぜひ参考にご参照下さいませ。
http://www.rindu-balilife.com
様々なご要望にも、慎重かつ丁寧にお答えしていきたいと思います。


インドネシアを旅した事のある人なら、誰しもが最初に耳にする挨拶の言葉。
Selamat pagi(お早う)Selamat siang(今日は)Selamat malam(今晩は)
では、これはバリ語で何と言うのでしょうか?
近頃やたらバリ語のヒアリングだけが冴えて来ている私は、
そろそろ話す勉強もしょうかと思い、辞書を開けると何とバリ語では
挨拶の言葉がないのです。(ヒンドゥー的な挨拶の言葉、Om swastyastu はある。)

殆どのバリ人は、小学校に入ってインドネシア語を勉強し
その時初めて、挨拶を教わるそうです。
でも、それもバリ人以外のインドネシア人や外国人などに対してのみ
挨拶するなどの必要な時だけです。
ではバリ人同士は、どんな挨拶を交わしているのでしょうか?
これも皆さんなら必ず一度は、その場面に遭遇した事があるでしょう。

どんな所であっても人が生活をしていると、自然と顔見知りや友人など
知り合いが出来るものです。
私も1日中アトリエに篭り、バティックをしている割に社交性の有り過ぎる?
パートナーにも恵まれたせいか、知り合いが日々増えております。
そんな彼らが、私に会ってまずする事は、「微笑む」事。
そして、その次に「眉を上に上げて元に戻す」動き。。。。
そうです。この眉の動きこそ、バリ人独特の挨拶だったのです。
これなら皆さんも、経験済みの事でしょう。

最初この動きを目にした時は、
「バリ人は、みんな何だか意味深な表情をして、いやらしそう〜」
と思ったものでした。
でも、それがバリ人のちゃんとした挨拶であり名前まである事を知ったのです。
まず、微笑む・・・makenyem 眉を上に上げて元に戻す・・・makejit
この眉の動きは、素早く1回だけ行います。
makejitには、kejit biasa(普通のkejit・・・両方の眉を同時に動かす。)と
kejit aneh(片方だけ動かすkejit)の2種類があるそうです。
makenyem と makejit 、つまり「にっこりしながら眉をちょっと上へ動かす」
この動きこそが、バリ人の本物の挨拶なのです。
本物のmakejitが出来るようになるには、とても地道な努力が必要です。
それ以来、私のバリ人的挨拶の練習の日々が続いています。

皆さんも今度バリ島を訪れる際は、ぜひバリ人にこの本物の挨拶を
交わしてみては、如何でしょうか?
バリ人との交友関係を少し縮めてくれる事でしょう。。。。

PS: 練習のかいあって、スムーズに挨拶出来る様になった私ですが、
   友人に会ってもこの動きから始まり・・・・
   人に何かを尋ねられても、この動きで返事をし・・・・
   とても便利なこの動き。。。。。。でも、
ついに日本人の友人に指摘されてしまいました。
   「ちゃんと声に出して話して〜〜」 皆様もほどほどに・・・・・・^0^







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