No.19 (2006.7.30)
「7月のバリの空は凧でいっぱい!」
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日本では、長雨もようやく終わりやっと夏到来という所でしょうか? 今回の雨は、全国各地で被害も大きく人も犠牲になっているとか・・・ こちらバリ島も乾季というのに長雨が続き、気温も下がって体調を崩している人も多く 南国の土地に住む彼らにとっても、長雨は少し辛いようです。 日本でもインドネシアでも、異常気象に天変地異・・・辛いニュースばかりです。 さて、そんな悪天候の中ではありますが、それでも遊びだけは忘れないのがバリ人! ここバリ島の7月の空では、様々な形をした大きな凧でいっぱいになります。 聞けば、7月から9月ぐらいにかけてバリ島上空に吹く風が1年を通して一番強く吹くらしく この時期どうやら凧が旬ものらしいのです。 日本では、凧揚げと言えば子供の遊びと言うイメージがありますが、 ここでは大人から子供まで、それはそれはド真剣です! 今年、28回目を迎えるサヌール・ビーチにて行われる凧のバリ島大会を1ヵ月後に控え、 ここRinduチームも準備に余念がありませんでした。 以前、大会で1位を獲った事のある凧職人をわざわざ呼び寄せて、凧の制作にあたらせ 出来たら出来たで、全長2〜3mはある大きな凧を3体トラックに載せ、総出20人ほども 一緒にそのトラックに乗せ、大会の行われるサヌール・ビーチまでフライトテスト! そんな準備の末、長雨の合間をぬって7月20日晴天、凧日和! いざ、サヌールへ!「Rindu Bali Life 」チームは、大会に挑みました。 その日の為にメンバー全員に新調したTシャツが配られ、大きな旗もつくり車に括り付けて 道中は、パレードさながら・・・まだ勝ってもいないのに・・・と思っていた所、 会場に近くなるにつれ、何やら楽器をガチャガチャ鳴らしながら登場するチーム、また ド派手なコスチュームで登場するチームなどなど、上には上がいるものです。*0* Rinduチームは、なんと地味でした。。。。 そんなこんなで開催された大会では、トラディショナル部門・クリエーション部門・コンバット部門 などに分けられ競い合います。今回Rinduチームは、トラディショナル部門での出場でした。 広いビーチに?がる原っぱに各チーム20人ほどのメンバーで手分けして定位置に着きます。 凧についてずっと遠くまで運ぶ人・凧が落ちてきたらキャッチする人・糸を運ぶ人・その糸を タイミング良く巻く人・途中糸が絡まないよう100mの間に等間隔に男たちが並びます。 合図と共に、凧が離されて勢い良く天高く凧が舞い上がりました。。。。 凧が降下すると慌てて途中で待機する人達が、糸を手繰り寄せては走り出し、 糸を持っている人もそれに合わせて移動しなければならず、20人の男たちが原っぱから ビーチまで全速力で走りっぱなし・・・海の中まで糸を運ぶチームもありました。 バリ全島から集まった凧マニアは、なんと700チームあまり・・・ 大会は、この日をかわきりに全工程4日間で行われました。 その1位から3位までの入賞チームが、8月に毎年タナ・ロットで行われる国際大会に (フランス・ドイツ・イギリス・タイ・韓国・中国・インド・カナダ・・・・そして日本からも) 出場する権利が得られ、今回はそのバリ島での予選だったのです。 異常気象に天変地異・・・辛いニュースばかりが、日頃飛び交っていますが 潮風に包まれて雲一つない真っ青なバリの空を、ゆらゆら泳ぐ凧を仰ぎ見ていると 日々の心配事も少し忘れさせてくれるのでした。。。 バリ人の遊び心に、暫し感謝! ^0^ PS* その後結果が報告され、なんと我がRinduチームは堂々2位でバリ大会を終え 8月の11日から13日に開催される国際大会に出場する事になりました。 昨日は、デンパサールで表彰式もありトロフィーまで授与されて、すっかり有頂天! 吉報を聞きつけてどこからともなく現れる客人たち・・・ これでまた、Tシャツの追加注文は避けられません。+0+ まあ〜何はともあれ、Rinduチーム、いざ出陣です。乞うご期待! |
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