No.13 (2006.1.17)

「1月のバリの海はイカで一杯?!」


今年の冬の日本は、とても極寒で雪が多いそうですね。。。
皆さん、明けましておめでとうございます。
そして、寒中お見舞い申し上げます。

こちらは、例年ほど雨の量も多くなくこの時期多く聞かれる洪水も
少なく、暑い日が続いています。

年が明けて、いつもの日常に戻ったある日Houseのオーナー、ジャイアンこと
ユダさんが、魚釣りに使う網を片手に腰を据えて シュッシュッシュッ・・・と
何やら練習をしているような妙な動き。。。。

「何をしているの?」と尋ねる私。。。「これで獲れるかなあ〜?」と言う彼。。。

聞けば、この時期のバリ島の海はイカがいっぱい取れるそうな。。。
そうです。彼はイカ釣りの練習をしていたのです。またまたです!

翌2日後、机の上に何やら鉄の作りものが置いてありました。
直径70cmはあるかと思われる円形のちょうど金魚すくいの網を大きくした
ような鉄をわざわざ鋳造したような代物でした。。。

そうです。彼は、イカ釣りようにわざわざ網を鉄で作ってしまったのです。
バリ人の遊びは、遊びでも半端じゃ〜ありません。
彼らは、イカ釣り漁師にでもなるかのような勢いです。

その夜、勢い勇んで男衆5人程で出掛けるところを、嫌がる彼らを黙らせ
私もイカ釣り漁師になるべく車に乗り込んだのでした。

漁場は、チャンディ・ダサ近くの海。昼間来るとアマン・キラHOTELの
プライベートビーチが見渡せる美しい景色のところです。

早速、現職の漁師さんたちに新開発した鉄の網を見せる彼ら・・・
顔をしかめる漁師・・・その瞬間、固まる彼ら・・・・

どうやら、イカ釣りには迅速かつ軽快な動きが必要で、これなら網が
重すぎてきっと動きが鈍くなるとのこと!

ぐったりと肩を落とす彼らを励まし、いざ海へ。。。

その夜は、満月近くでとても月が美しく水面はキラキラと輝いていたのです。
ところが、それが・・・・
イカは、その明るさで誘い寄ってくるのですが海全体が明るいと多少の明かり
では、誘われないそうです。だから通常、新月近くでないと駄目だそうです。

またまた、肩を落とす彼ら・・・もう〜笑いを我慢するのに必死の私・・・
遊びも半端じゃ〜ない割りに、今ひとつ詰めの甘いのもバリ人ですね!^0^

写真は、肩を落とす船の上のユダさんですが、Tシャツの言葉が何やら切なく
揺れていました・・・・

それでも、切り替えの早いのがさすがバリ人です。
次の新月の夜に、彼らは再チャレンジを海に誓ったのでした。。。。。

皆さんも、1月に来られたらバリの海でイカ釣りを体験しませんか?
但し、新月の夜で網は軽めのモノに限ります。お忘れなく!!
それと、わさびとお醤油もね・・・*^0^*

PS:その後、笑い過ぎて散々彼らにひんしゅくをかった私は、急なお腹の
   差し込みに再々の帰るコールを繰り返すも彼らに聞き入れて貰えず、
   とうとうズボンを持って「ここで、する〜〜〜」の叫び。
   次の瞬間、垂らした釣り糸を急に上げ、今まで見た事も無いような
   迅速な動きで船を岸へと向かわせたのでした。よし、よし、
   この動きならきっと次のイカ釣りでは大漁が期待できますな!!^0^






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